ペットサロン・ホテルのホームページ制作

近年店舗数も増えサービスが充実し始めた分野ですが、
比較的新しいサービスのためまだHP展開が十分ではないお店も多く見受けられます。
今からしっかりと計画することで将来的なアドバンテージを獲得しましょう。

1.ペットサロン・ホテル業界の動向

ペット業界はゆるやかな拡大傾向

ペット業界の市場推移 ペット業界を代表する産業であるペットフードは出荷量こそ減少傾向にありますが、健康志向のプレミアムフードなどの高単価商品が牽引し、緩やかな拡大傾向にあります。

ペット業界の母体は減少傾向に

犬猫の平均寿命と飼育数の推移 こちらは犬猫の飼育頭数と平均寿命の推移です。動物病院の提案ページでもご説明しているように、近年はペットの家族意識の高まりにより健康分野についてかける費用が増加傾向にあります。 それによりペットの寿命は確実に伸びていますが、その反面飼育頭数の絶対数は年々減少傾向にあります。

ペットホテルは増加傾向

ペットサロン・ホテルサービスの参入者推移 厚生労働省「動物取扱業者の登録・届け出状況」でペットシッターやホテルなど保管業務の登録者数は増加傾向にあり、 2008〜2014年の間で約45%増となっています。 地域別に見ると大都市圏、特に東京を中心とした一都三県の登録数が群を抜いています。

2.ペットサロン・ホテル需要は増加傾向に

ペット関連支出は保険料とシッター・ホテルが右肩上がり

ペットサロン・ホテルサービスにかける費用推移 アニコム損害保険「ペットにかける年間支出調査」によるとペットシッター・ホテルなど動物の世話をするサービスは約23%上昇しています。 サービス未経験者が多くいるとみられ、ペット業界において今後も成長が見込まれる分野です。

あると良いサービスでも圧倒的な1位

一般社団法人 ペットフード協会「全国犬猫飼育実態調査」におけるあったらいいと思う飼育サービスにおいても、他を群を抜いてペットシッターなどの動物飼育サービスが求められています。

検索キーワードによる需要確認

ペットサロン・ホテルのホームページを訪れるユーザーはどんな情報を探しているのでしょうか?
まずは検索キーワード候補から、ユーザーの求める潜在的な需要を掘り起こしてみましょう。

検索キーワード候補数 ペットサロン・ホテルを絡めたキーワード数は3,036個以上。ボリュームとしては中規模程度の部類に入ります。
ペットサロン+店名 ペットサロンは特定の店名との組み合わせが最も多く検索されています。
ペットサロン+地域名 次に地域名との組み合わせで検索される傾向にあるようです。
ペットホテル+地域名 ペットホテルについては地域名との組み合わせがほとんどのようです。

ペットサロン・ホテルを軸にした検索キーワード候補は、サロンの場合目的のお店を検索し、ホテルと合わせて地域の一覧を求める傾向にあるようです。 (キーワード候補はGoogleサジェストから取得し分析しています。)

3.ホームページ制作方針

オーナーがホームページに求める成果は、やはり新規顧客を増やすことにあると思います。そのために重要な考え方を確認してみましょう。

SEO的には弱い分野

ペットサロンやホテルは検索候補が少なく、ほとんどが地域名との組み合わせなので、キーワードに合わせたページを作成し幅広くユーザーを集める手法が使えません。 従って地域名との組み合わせでしっかりと上位に表示されるようHPを制作する必要がありますが、その他にも割引特典などをつけて新規顧客の来店を促す施策が必要になります。

Googleプレイスへの登録

地域名との組み合わせで最も効果的なのが、Googleプレイスへの登録です。Google検索結果は特定のサービスを検索する場合、検索ワードや検索している地域にて展開するお店を優先的に表示する機能があります。 この優先的に表示される箇所がGoogleプレイスというGoogleの地域情報サービスで、これに登録し必要情報を記入することで、地域名と組み合わせた検索に対応することができます。 この機能はアカウントさえ作れば無料で活用できるので、まずはこの情報をしっかりと編集しましょう。

ペット関連の情報を充実させる

ペット関連の情報を充実させることにより、HP全体の価値が高まり、通常の検索結果においても順位の向上を見込むことができます。

新規限定クーポン

新規限定のWebクーポンを発行し来店を促すのも良いでしょう。SOYAGIMIではお客様が簡単に編集できるクーポンシステムをご用意していますので、状況に合わせてクーポンサービスを展開することができます。

爪切りなどのサービスメニューページ

数少ない検索キーワード候補の中で、爪切りのみ、耳掃除、ブラッシングといった需要も見て取れます。 こういったライトなサービスに対応するページを作り、来店して頂くきっかけをご提供するのも良いと思います。

ペットサロンやホテルではまだサービスの詳細が世に浸透していないためキーワード候補が少ないですが、今の内からサービスごとのページを作ってアピールしておくのもいいかと思います。 訪問するユーザーにとっても詳細が事前に分かるのは有益ですし、コンテンツが充実すれば他店との差別化も図りやすくなります。 次に期待するのは新規顧客が固定客となり来院してくれることです。ここではリピーターを継続させるための考え方を確認してみましょう。

SNSで定期的な情報発信

スタッフブログなどを行う場合はSNSと連動させ拡散しやすくなるよう工夫すると良いでしょう。 ペット情報に関するコンテンツを作れる場合はさらに拡散させやすくなると思います。

店で使っている商品の紹介

美容室やエステなどと同じく店舗販売する商品を紹介し、それを継続購入して頂けるようにするとリピーターとして定着しやすくなると思います。

4.ご提案!ペットサロン・ホテルのコンテンツ

1〜3を踏まえて、ペットサロン・ホテルのホームページに必要なコンテンツをピックアップしてご提案致します。

トップページ

トップページではお店のコンセプトや雰囲気などを紹介しつつ、詳細情報ページへの誘導を行います。 お知らせやキャンペーンなどもこちらで告知するように設計します。

利用の流れ

新規顧客のためのガイドラインです。
このコンテンツはトリミングやホテル利用が初めての方にその流れや実施内容をご説明し、疑似体験的な要素を提供することで来店を促す役目があります。

料金表

サービスメニューごとの料金を説明するコンテンツです。 分かりやすく編集することで比較対象としてカウントしてもらえるように意識します。 サロンは必要無いかもしれませんが、ホテルでは混合ワクチン証明書が必要など明記しておくと良いでしょう。

営業日時・アクセス

サロンやホテルの場所や駐車場の有無などを、地図や写真で伝えるコンテンツです。
アクセスルートやサロンの定型情報もこちらに掲載します。

おすすめ商品の紹介

サロンで使用しているシャンプーやグッズなどを紹介するコンテンツです。 小規模の場合はネット販売はせず来店販売にすることでリピートチャンスが増えると思います。

お客様の声+口コミ

可能なら是非掲載したいのが、お客様の声をまとめたコンテンツです。
第三者の口コミを最終判断とする方は多いので、来店されたお客様にご協力頂くことが可能なら継続して掲載しましょう。

その他

その他には、一般的なお知らせ、スタッフブログ、お問い合わせフォーム、サイトマップ、個人情報保護方針などを掲載すると良いでしょう。